万博未払い問題の元凶が愛知アジア大会でも巨額契約

腐乱ス、、、。

 大阪・関西万博の海外パビリオンの工事費の一部が未払いになっている問題がかれこれ半年ちかくに渡り取り沙汰されている。公表されている未払いが発生しているパビリオンはアンゴラ、中国、マルタ、ルーマニア、セルビア、ドイツ、アメリカ、ネパール、インド、ポーランド、ウズベキスタンの11か国に上る。そのうち4か国はフランス企業のGLイベンツ社の子会社である日本法人(GL社)が発注者となっている。マルタ、ルーマニア、セルビア、ドイツがGLイベンツ・ジャパンと契約している。

 レイバーネットの報道によるとGL社は着工前に施工業者と簡単な契約書を取り交わし工事代金の二分の一を支払う。その後、変更した契約書を出してきて「これにサインしないと残りの代金は支払わない」と言ってサインを強要する。その後、工事にケチをつけたり、クライアントが気に入っていないという言い出し時間を引き延ばす。最後には契約解除だと言って残金を支払わず放置しているという。4か国とも凡そ同様に手口で施工業者に支払いが履行されないことが報じられている。

 驚いたことに、このGL社が2026年に愛知県で行われる「アジア競技大会」で資材や施設を提供する契約を630億円で締結しているのだ。大阪・関西万博でのトラブルを理由に契約を破棄することは難しいだろう。既にGL社との契約は大会組織委員会から公式に発表されており契約の見直しや破棄を強行すると国際問題に発展しかねない。大村愛知県知事は「GL社に未払い問題に関する事実関係の報告を求める」というに留まっている。

 GL社は2027年に横浜で行われる花博にも関わる予定になっているという。流石に不安を通り越してトラブルの予感しかしない。世界に発信する日本の国家プロジェクトがGL社のような悪質な企業に食い物にされたままで良いのだろうか。甚大な未払い金を支払うことなく逃げ切るようなことを許してはならない。

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