給食ドタキャン多発問題が炎上中

給ショック。

 西日本新聞の報道によると福岡私立学校での給食のドタキャンが5年で2万食に上り問題になっているという。福岡市では小学校が校内で、中学が市内3か所の給食センターで調理にあたっている。発注は各学校が専用システムを通じ必要な食数を市学校給食公社に知らせる。必要ない場合は、小学校は3営業日前、中学校は5営業日前までにキャンセルの手続きが必要となる。食材は提供日の数日前から下処理を始めるのでその後のキャンセルは破棄処分するしかなくなる。冷凍品などはフードバンクに寄付することもあるが下処理を必要とする食材は破棄する以外にない。直前キャンセルをした学校は58校。うち21校は複数回の発注ミスをしている。

 福岡市では今年8月から給食費無償化をスタートさせている。無償化されるまでは月額で徴収した給食費から提供のない日数分を返金してきた。直近5年で誤発注で生じた返金額は約430万円となっている。

 市教育委員会によると誤発注の原因は教員間の連携不足だという。今も昔も教員の仕事は負担が大き過ぎることが問題視されてきた。最近では教員を補助する人員の配置も進んでいる。この際、給食の発注は教員の仕事ではなく教員以外の仕事に移行させるべきではないだろうか。もしくは、DX化を進め、年間の学校行事を入力すれば学校給食公社がその情報を共有できるようにすればよいのではないか。インフルエンザなどで学級閉鎖になった時などイレギュラーなケースだけ人力に頼れば十分である。人が声かけあってする仕事よりシステム化する方が安全で確実である。システム化してもそれほど複雑な仕組みではないことから大きな予算は必要としないだろう。

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