美しき日本の儀式としての結婚式!
暑い!僕がデブ夫人だからか!ご麺野菜、ありが豚。
さて、今日は婚礼について少しだけ書いてみました。
限界集落に生きる30代の男女の結婚式を記録した映像を拝見しました。2人の和服姿が凛々しく、また神社での結婚式は荘厳でした。
「Japanese Traditional Wedding//Kenichi&Ayaka」として、YouTubeで観ることができます。
http://www.youtube.com/watch?v=f82apCliS5E
その「概説」には「長野県小谷村にある人口の7割が65才以上の限界集落大網地区。大網に生きて行こうと決心した二人の門出を撮影しました。装飾は仲間たちが、料理は地元のおばちゃん達が作り、姫川太鼓が鳴り響き、村を行列する日本の古き良き結婚式です」と書かれています。
私は、この動画を何度も観ながら、やはり「日本人には和が似合う」と痛感しました。この手作り結婚式のような「温かさ」をホテルや結婚式場での結婚式が持つことは難しいでしょう。でも、ブライダル産業に携わるすべての人は、このような「温かさ」を忘れてはいけないと思います。
それにしても、日本の結婚式って、こんなにも美しかったのですね!
この動画は2013年1月1日に公開されましたが、ヤフーの映像トピックスでも取り上げられ、多くの人の目に触れたようです。
思い起こせば、私が24年前に結婚した時も似たような経験をしました。お嫁さんは静岡県の山峡の地に暮らしており、当時の私も静岡県で勤めていたこともあり、結婚式や披露宴は彼女の実家を中心に企画して開催しました。
披露宴当日には早朝から紋服を着た私と白無垢を着た彼女が、彼女の実家で飼っていた馬に乗り、同じ苗字だらけの実家の周辺の集落の一軒一軒を訪ねて回るのです。提灯を持った彼女ご両親を先頭に私に続いて彼女のお兄さんが彼女を乗せた馬を曳きます。訪ねた先では私と彼女の名前の印刷された障子紙を配って回ります。それが、その地域でのしきたりでした。今となっては貴重な体験です。
日本の美しさや素晴らしさを紹介した動画「January in Japan」が私は好きです。
https://www.youtube.com/watch?v=AFDO37u-0yc
撮影者は、アメリカ・カリフォルニア州在住の写真家であるスコット・ゴールド氏で、2014年の1月に夫婦で日本旅行した際の記録映像です。これが「美しすぎる」とネットで大きな話題になっているようです。東京の築地市場に両国国技館、京都の伏見稲荷、長野の湯田中温泉・・・・・・外国人の目を通してみると、日本の美しさが心に沁みます。
この映像には神社などの伝統的な日本の姿、スカイツリーに代表される現代的な日本の姿の両方が丁寧に描かれています。
この映像の冒頭には、地下鉄のホームで整然と列に並ぶ日本人の姿が登場しますが、これは東日本大震災のときに世界中から絶賛されたことが思い出されます。日本人の高い倫理観は、所作の美しさに通じて伝わります。
日本には、茶の湯・生け花・能・歌舞伎・相撲といった、さまざまな伝統文化があります。そして、それらの伝統文化の根幹にはいずれも「儀式」というものが厳然として存在します。儀式なくして文化はありえません。
ゴールド氏の映像にも大相撲の弓取り式が登場していますが、儀式とは「文化の核」と言えるのではないでしょうか。
そして、「文化の核」である儀式は美しいものです。特に、「日本の儀式は美しい」と、日本人である私は思います。川端康成はノーベル文学賞受賞記念講演の題を「美しい日本と私」としましたが、美しい日本で生きることの有難さをしみじみと感じます。
私は、これからも婚礼という儀式を通じて、「美しい日本」をどう表現するかということを考え続けていきたいと思います。
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