WEB3.0について(参議院浜田聡議員のお手伝い)
ネットは便利だネット。ネットをやらネット。
さて、WEB3.0という言葉をしばしば耳にするようになりました。
先日は自民党の青年局がNFTやメタバース技術を利用した集会を開き岸田首相や小泉前環境相のトークンが譲渡や売却が出来ない形で配られたことが報道されていました。
WEB3.0の定義は明確ではないようです。http://multiplayer.diarkis.io/web3.0evolutionによると
「Web3.0 はブロックチェーン技術によって変化するものと予測されています。web3.0 は、web2.0 のデータ独占・改ざんの問題を解決する概念として構想されており、その中核として重要なのがブロックチェーン技術です。
ブロックチェーン技術とは、データの書き換えを非常に困難にする技術のことです。データを世界中のコンピューターに分散して管理しており、不正ができず、システムが突如ダウンすることもありません。ビットコインなどの仮想通貨も、非代替性トークンであるNFTも、ブロックチェーン技術がベースになっているものです。」
と説明されています。
下記:クラウドエースHPより
上記のようにWEB3.0にて進化することは多くあるようですが、中でもブロックチェーン技術を用いてデジタルデータを統合できるようになるのは大きな前進のような気がします。
DeFi という言葉を聞いたことがあるかもしれません。これは、ブロックチェーン技術を活用した金融仲介アプリケーションです。すべての取引記録が、ブロックチェーン上に記録されるため、取引記録の正しさはユーザーにより承認されます。中央管理者がなくても安全で信頼性の高い金融サービスと言えます。このようなサービスが一般化すれば、これまで仲介者の役割を担っていた企業やサービスが不要となります。結果として、そこへ支払っていた手数料などもなくなるのではと言われています。
また、ブロックチェーンを用いたサービスでは、複数のユーザーで取引情報が共有されます。もしもどこかでデータの改ざんや複製、不正アクセスが行われた場合、他のユーザーとの差異が発生するため、不正がすぐに検出されます。つまり、ユーザー同士がネットワーク上で互いのデータをチェックし合うシステムを構築できます。
Web3.0 では、特定のOSやデバイスを介さずにアプリやサービスを利用できます。現在では、AndroidやiOSなどのOSごとにアプリを開発しなくてはならず、中には、Androidでは利用できるのにiOSでは利用できないというアプリもあります。Web3.0ではOSやデバイスに関係なく、アプリやサービスを使えるようになるようです。
以上のことより、例えばSNSを利用した誹謗中傷などが社会問題となっていますが、被害者が裁判所に開示請求し、プロバイダを提訴して、結果如何で民事裁判を行うなどという遠回りな手続きは必要なく、対象者を容易に特定し、情報を入手することが出来るようになるのではと思います。そのことが良いことだというよりも、そのことによって誹謗行為の抑止に繋がることが良いことだと思います。
2021年にFacebookがメタに社名変更してからのメタバースやNFTが大注目の流れで、日本も2022年からWeb3.0などのブロックチェーン事業を成長戦略に位置付けています。メタバースという仮想現実の世界がこれからくると言われているように、それがインターネットだけの世界にとどまらず仮想通貨、スポーツ、音楽、芸術(NFT)、ゲーム(メタバース・GameFi)、自動運転、自治体等非常に大きな可能性を秘めています。10年後、20年後にどう変わっていくか楽しみですが、そのための法的な環境整備が急がれます。
詐欺メールや詐欺サイトに個人のウォレットから財産を搾取されるなど現状よりも多くの事件が発生する恐れもあります。悪意を持ってデータに侵入する者に対するリスクを解消する戦いも怠ることはできません。
以上、簡単で恐縮ですが新しいネット時代を前向きに期待したいと思います。
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