阪神巨人戦で「坂本コール」を浴びまくる
びっクリーンヒット。
去る9月13日の土曜日、やっと入手できたプロ野球阪神巨人戦のチケットを握りしめ東京ドームでのデイゲームを観戦した。7月には購入済みのチケットであったが、阪神ファンの私の予想ではちょうど阪神の優勝が決まる頃だと思い楽しみにしていたのだが、残念ながら?嬉しいような悲しいような?既に9月7日に阪神タイガースの優勝が決定してしまっていた。とほほ、プレミアチケットになると思っていたが単なる消化試合を見る羽目となった。
周囲は熱烈な阪神ファンに囲まれた三塁側レフト上段席に陣取った。試合は両軍ともに二桁安打の乱打戦。巨人に点が入るたびに「かめへん、かめはん、俺らはもう優勝しとるしな」という阪神ファン。阪神に点が入るたびに「CSに向けたバッティング練習やさかい」と余裕の応援。
取って取られてのシーソーゲームを制したのは巨人。9回の裏、1アウト2、3塁で代打に登場したのはベテラン坂本勇人。3ボール2ストライクから坂本が放った打球はセンターへのライナー性のタイムリーヒット。土壇場で巨人が逆転サヨナラ勝ち。相撲でいえば“うっちゃり”のようなもの。11対10で両軍合わせて26安打の乱打戦を巨人が制した。
シーソーゲームが面白いのは当然であるが、何より爽快であったのは両軍の坂本選手の大活躍。何を隠そう、私も「坂本」である。阪神の正捕手は坂本誠士郎、この日の坂本誠士郎は4打数2安打1四球1打点の活躍。ヒットを打つたびに満員のドームに坂本コールが沸き起こる。私も人知れず痛快な思いを抱く。それにも増して9回裏の1打逆転サヨナラの場面で坂本勇人が代打で登場。4万人の期待を一身に受けた坂本勇人がタイムリーを放った際には球場全体が揺れるほどの歓喜に包まれる。「単なる坂本」である私も全身に「いいぞ、いいぞ、坂本!」コールを浴びつつ勝利の余韻に酔いしれる。阪神タイガースの優勝は既に確定しているのだからこの日は両軍の「坂本」を密かに応援しちゃっても良いはずだ。両坂本の大活躍のお陰で「単なる坂本」である私も勝手にヒーロー気分を味わうことが出来た。消化試合とはいえ、私にとっては付加価値の付いたプレミアチケットとなった奇跡に感謝したい。
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