大阪・関西万博で一番のお薦めはここ!
何かイオう。
これまで都合9回も東京から大阪まで万博のために通っている。決して嵌っているというわけではないが自分の人生において日本での万博の開催は何度もないことだろうから多少は無理をしてでも時間を割いてせっせと足を運んでいる。
これまでパビリオンの予約の抽選には10回程度当選している。抽選で当たったパビリオン以外にも予約なしの列に並んで30箇所くらいは入場してきた。国のパビリオンで見応えがあったのは断然イタリア館だ。映像で誤魔化すことなく価値のある本物の絵画を展示しており、イタリアの本気さを感じることができた。
一方、企画ものパビリオンで私が最も素晴らしいと感じたのは「GUNDAM NEXT FUTURE PAVILION」だった。パビリオンの外には巨大なガンダムが聳え立つ。どこかで見たような・・・、そう、横浜の山下公園の埠頭にいたあのガンダムが万博内に移動していたのだ。
さて、ガンダムパビリオンでは軌道エレベーターに乗って地球から宇宙へ行くというシチュエーションから始まるのだが映像を見るだけではなくスペースキャビンと呼ばれるエレベーターに乗る。エレベーター内では四方八方の映像に合わせて強い揺れや振動で起こる仕掛けになっている。目的地であるスタージャブローに着くと「宇宙での自給自足」「ビームサーベルを使った宇宙農業」などの紹介がある。スタージャブローには障害物である宇宙デブリの再処理施設がある。軌道上にあるデブリはモビルスーツによって回収される。モビルスーツの平和利用によって宇宙で暮らすための環境整備が進められている。
最後のステージではガンダムがジオングとの戦いに勝利する。高速で目まぐるしく展開する戦闘シーンは迫力満点。戦闘シーンに合わせて床が振動することから臨場感も抜群。展示や映像での紹介に終始するパビリオンが多い中で「GUNDAM NEXT FUTURE PAVILION」は体感型であり没入感がたまらない。私のようなオールドファンから子供まで嬉々として楽しめ、同時に未来の可能性について考える切欠にもなるだろう。ちなみにガンダムの燃料は夢の発電装置である小型核融合炉とする設定。この核融合炉の技術が確立して実用化されると全世界のエネルギー問題が解決するに違いない。
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