国家公安委員会委員の国会同意人事について
国家公安委員会は自民党の酒井学衆議院議員が委員長に就任し、その他に5名の委員がいる。国家公安委員会の任務は警察の仕事のうち、国全体の安全に関係するものや、国が自らの判断と責任において行うべきもの、警察官の教育制度や、警察の通信、統計など、国において統一的に行うことが能率的であるもの、広域にわたる事件など国において調整を行う必要があるものを担当する。また、国の公安に関係する事案、警察官の教育、警察行政に関する調整などの事務について警察庁を管理している。国家公安委員会は警察活動について直接の指揮監督を行うのではなく、あくまで警察庁を管理し、また、警察庁に補佐させながら仕事を行っている。警察の具体的捜査に指示や命令を行うことできない。方針を定め運営が適切かどうかを監督する。警察行政の政治的中立性の確保や警察運営の独善化の防止は重要な任務である。
下記図:福岡県公安員会HPより
国家公安委員会は自民党の酒井学衆議院議員が委員長に就任し、その他に5名の委員がいる。国家公安委員会の任務は警察の仕事のうち、国全体の安全に関係するものや、国が自らの判断と責任において行うべきもの、警察官の教育制度や、警察の通信、統計など、国において統一的に行うことが能率的であるもの、広域にわたる事件など国において調整を行う必要があるものを担当する。また、国の公安に関係する事案、警察官の教育、警察行政に関する調整などの事務について警察庁を管理している。国家公安委員会は警察活動について直接の指揮監督を行うのではなく、あくまで警察庁を管理し、また、警察庁に補佐させながら仕事を行っている。警察の具体的捜査に指示や命令を行うことできない。方針を定め運営が適切かどうかを監督する。警察行政の政治的中立性の確保や警察運営の独善化の防止は重要な任務である。
下記図:福岡県公安員会HPより
国家公安委員会と検事総長との関係は協力関係である。検事総長、検事長又は検事正自身には懲戒権限はないため、正当性の判断は国家公安委員会が警察の民主的運営および政治的中立性に鑑みて独自に判断することとなっている。検察官の指揮権よりも国家公安委員会の管理権が優先される。
現在の委員には元NHKの女子アナである阪神大震災の現地からの中継に毛皮のコートを着て登場しバッシングを受けたことからマスメディアに失望したとして学者に転身した宮崎緑氏も就任している。政府は有識者会議や諸官庁外局の委員には印象を良くするためのタレント枠を作ることが多い。宮崎緑氏はその典型。政府御用達の有識者扱いで数々の委員を歴任している。
さて、今回の国会同意人事案は新任の常勤で秋吉仁美氏についてである。高松高等裁判所長官である。ググってみたが悪評は見当たらない。著作は医療訴訟に関するものが1冊。国家公務員倫理審査会会長の秋吉淳一郎氏とは何らかの関係があるのだろうか。年齢が近く苗字も一緒、歩いてきたキャリアもほぼ一緒。たまたまだと良いのだが。さて、秋吉仁美氏の常勤委員案に反対する理由は見当たらない。よって、同人事案には賛成すべきだと考える。
来年は大阪万博が開催予定である。約20億円の警備予算が計上されているが警備に万全を期すよう公安と警察の連携は必要不可欠である。最も注力を願いたい。
参考
国家公安委員会ホームページ
https://www.npsc.go.jp/index.html
国家公安委員会 Wiki
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%9B%BD%E5%AE%B6%E5%85%AC%E5%AE%89%E5%A7%94%E5%93%A1%E4%BC%9A
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