社会保険審査会委員の国会同意人事案について

にば審査つけられた。。

 社会保険審査会の委員の国会同意人事案についてである。今年2月にも本審査会については調査しているので一部引用する。

https://masahikosakamoto.amebaownd.com/posts/51760096

「委員は6名おり全員が常勤である。部会は4部会に分かれ週2、3回の公開審査や要件審査が行われている。社会保険審査会は年金事務所や健康保険組合の決定等の処分に不服がある場合に通常の裁判制度によらず社会保険審査官に簡易迅速に不服申し立てができるというもの。年金事務所等の処分に不服がある場合、まずは社会保険審査官に審査請求をし、その社会保険審査官の決定に不服がある場合には社会保険審査会に再審査請求をすると審査会が何らかの決裁を示すことになるという制度である。令和5年度の状況は健康保険に関する申し立てが362件で容認が19件、年金に関する申し立てが267件で容認が13年となっている。なぜか健康保険に関する申し立てが激減している。半減にちかい。コロナ禍が終息したからだろうか。」

なお、似て非なるものであるが、「社会保険審査会」は行政不服審査を行う機関で、「社会保障審議会」は厚生労働大臣の諮問機関であり別物。

 常勤の新任案である浦野真美子氏は早稲田大学法学部を卒業後、裁判官として任用。東京家庭裁判所判事部統括、横浜地方裁判所判事部統括を経て福島家庭裁判所所長、盛岡地方・家庭裁判所所長を最後に令和6年に定年退職している。家裁勤務が多いことから家事には明るいであろう。本審査会の裁定は判断が早い裁判所みたいな機能であるから裁判官経験者は凄く活躍できる。浦野氏の情報はネット上にはあまりないが、逆にそのことから安定した手堅い仕事ぶりだったのだろうと察する。反対する理由が見当たらないことから浦野真美子氏の常勤での新任案には賛成するべきだと考える。


参考

社会保険審査会 厚労省

https://www.mhlw.go.jp/topics/bukyoku/shinsa/syakai/index.html

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