都市対抗野球2025 ヤマハ対ホンダ熊本 観戦記
都市た、行こう。
夏の終わりの名物詩、私が毎年楽しみにしている都市対抗野球を観戦するために今年も東京ドームに行って来た。ホンダは応援歌も丸暗記しているくらい私にとって馴染みのチームではあるが、今大会ではホンダ(東京)、ホンダ鈴鹿、ホンダ熊本とグループで3チームも出場している。今回、応援しなくてもどれか1チームは勝ち上がり後日応援する機会があるだろうと思いヤマハを応援するために1塁側の席に陣取った。
ヤマハは浜松市の代表として出場している。浜松にはヤマハ以外にもホンダや河合楽器、スズキなどの大企業がある。静岡県では静岡市はホワイトワーカー、浜松市がブルーワーカーなんてこともよく言われる。要するに浜松は生産活動が盛んな地域で大きな工場も多い。私は大学を卒業後、浜松市の会社に入社し3年間を浜松で過ごした経験がある。確かに遠州の荒々しさを感じたりもしたが、人情味があって面倒見が良い昔気質の人が多かった。あと、工場が多かったので陽気なブラジル人労働者もたくさんいた。私にとって浜松は縁がないとは言い切れない懐かしい土地でもある。
さて、ヤマハ対ホンダ熊本であるが、両チームとも先発投手の好投が光る投手戦、均衡を破ったのは2回表のヤマハの攻撃、ヒットと死球でランナーを溜めての2巡目の1番バッター矢幡が流し打ったライナー。矢のような打球はそのままレフトスタンドに突き刺さりヤマハが3得点。ホンダ熊本も8回に1番中島が本塁打を放つが反撃もそこまで。4-1でヤマハが終始試合を優勢に進めて勝利した。
この試合の見せ場は両チームの1番バッターのホームランではあるのだが、実はもうひとつ、5回の攻撃に入る前の応援が熱かった。ホンダ熊本の応援に登場したのは毎度おなじみのくまモンで安定の人気を誇る。ヤマハの応援に登場したのは家康くん。なにそれ?と思ったは皆さんだけでなく私も同様。浜松城を居城にした出世大名の徳川家康にちなんだキャラクターだというのは誰にもお察しではあるが、なにそのちょんまげ。よくよく見るとちょんまげが浜松の名産“うなぎ”。欲張りだな、浜松市は、家康とうなぎをドッキングしちゃうなんて。この家康くんの肩書は浜松市福市長兼出世旅推進室本部長。ヤマハ野球部も家康くんにあやかってうなぎ上りに勝ち上がり優勝して家康の如く天下をとることを願いたい。
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