前参議院議員浜田聡氏が満を持して新党「日本自由党」を設立
自由だい発表。
7月の参院選で惜敗したにも関わらず注目度は増すばかりの浜田聡氏が今後の活動における大本命とも言える政治団体を設立した。その名も「日本自由党」。あるようでない党名だと思う人が大勢いると察するが、実際にかつて何度も使われてきた党名である。
1945年には宇宙人と呼ばれる鳩山由紀夫元首相の父上である鳩山一郎元首相が同じく日本自由党を設立している。設立後、間もなく鳩山一郎氏はGHQによって公職を追放されていたことから1946年の国政選挙で第一党になったが吉田茂氏に総理就任を打診して受け入れられた。その後、1947年の衆院選で日本社会党に第一党を譲り下野している。
1953年には吉田茂首相と袂を分かった鳩山一郎氏が日本自由党の分派として鳩山自由党を立ち上げた。立ち上げたと言っても自由党の分派に過ぎず公的にはあくまでも自由党の内部派閥。すぐ後に鳩山一郎氏が率いる分派は吉田茂が率いる自由党に復党したのだが、復党を拒んだ三木武吉や河野一郎ら8名が再び「日本自由党」を結成し、反吉田派の受け皿となった。
このように戦後の政局の中心的な勢力の一つとして日本自由党は存在した。日本自由党は吉田内閣打倒を目指し、自由党非主流派や改進党を糾合して新たに日本民主党を結成した。自由党という党名では吉田茂氏の他、小沢一郎氏や山本太郎氏も同党名で政党を立ち上げている。海外においても韓国や香港をはじめアメリカやイタリア、イギリスなど世界の数十カ国に同様の党名の政党が存在する。その多くがリベラル系である。
さて、今回、浜田聡氏が立ち上げた日本自由党のスローガンは「誇れる日本を、自由とともに」サブスローガンは「『減税』で強い日本を取り戻す」。戦後史観に日本を縛り付けるのではなく、冷戦構造と自由主義の勝利という新たな歴史的文脈に焦点を移すこと、過大に負荷されている税の国民負担を軽減するために歳出削減で減税を実現することを政策の二大柱している。よって、浜田聡氏の立ち上げた日本自由党はありがちな既成概念にある自由党のリベラル的な政策とは一線を画す。もしろ、逆方向の政策のようにも思える。つまり、立憲民主党、日本共産党、社会民主党らのリベラル派政党とは対峙する関係にあろう。
正統な日本人としての矜持を取り戻すこと、減税による経済産業の再生と強化を促進し安定した経済成長に導くこと、これらを基軸に取り組むことになろう。これまで浜田聡氏が立ち上げてきた政治団体は「自治労と自治労連から国民を守る党」「事務事業評価で税金の使い道を正す党」に続いて3本目の矢が大本命と目される「日本自由党」。保守系政党が群雄割拠する現在の政治状況の中であっても日本自由党は最も現実的かつ確証的な政党であると考える。それはこれまでの浜田聡氏の国会での活動が裏付けている。浜田聡氏が変節のない真面目な努力家であることは不肖ながら浜田聡氏の政策担当秘書を務めた私が保証する。
「風に順いて呼ぶ」という諺がある。勢いに乗じて物事を行い成功に導くということだが、今、浜田聡氏には世間からの期待と注目が集まっている。この機会を活かして欲しいと切に願う。
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