次の総理はボケ担当ではなくツッコミ担当を希望する
地味ん党?
自民党の総裁選が近々行われる。不人気の石破茂総裁が辞めてしまうのは野党にとって不利益であろうが国民から概ね好感されているようだ。それにしても昨年の衆院選でも今年の参院選でも減税もしくは国民負担の軽減をする政策を掲げた政党が躍進を遂げたのだが未だにその成果はほとんど出せていない。果たしたのは2年の期限付きの所得税控除額の引上げと高校無償化くらい。物足りない減税や負担軽減を尻目に政府は所得106万円の壁を取り払いほとんどのパートタイマーが社会保険への加入を義務付けられてしまった。ただじゃ転ばないのが与党税調と財務官僚である。減税ムードを煽って勢いに乗った野党を手玉に取ってきた。所得税減税を骨抜きにし、ガソリン暫定税の廃止に同意しながらも先送りし続けることで野党が国民の期待を裏切っている印象付けを行ってきた。少数与党の自公政権にとってはシナリオ通りに事を進めてきたのであろうが想定外だったのが石破茂総理の不人気ぶり。はっきりしない国家観、素人レベルの経済知識、後手に回る安全保障策、何をやっても的を射ない。ここに至って石破総理がやっと辞任を表明したのだが、だったらこの1年は何だったのか。無駄遣いした時間を返して欲しいものだ。
さて、次に選ばれる総理はボケ担当ではなくつっこみ担当の方がなるべきだ。減税するのに「財源は?」はいわば一発ギャグにも等しい。減税に財源などいらない、要するに国民から「徴収しない」だけのことであり財源なんていらない。減税するのに政府が支出することはない。減税は国民の負担を減らすだけであり、政府が国民にお金を支給するのではない。「減税するための財源を提示しろ」は宮沢洋一自民税調会長のお決まりのギャグだが国民はもう飽き飽きしているし笑えない。自民党にはそろそろ良いオチをつけて頂きたい。
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