開業したばかりのTOYOTA ARENA TOKYOを体感

toyotaよた。。

 10月3日に開業したばかりのTOYOTA ARENA TOKYOに行って来た。有明エリアに既に多数のスポーツ施設があるのにこんなに増やして大丈夫だろうかという多少の危惧を抱いてしまう。有明アリーナ、有明体操競技場、有明アーバンスポーツパーク、有明テニスの森、青海アーバンスポーツパーク、東京アクアティクスセンター、東京辰巳国際水泳場、IHIステージアラウンド、アクアシティお台場、有明コロシアム、ZEPPダイバーシティ東京などその他にも多数の大小の会場施設がお台場周辺には林立している。既にオリンピックも終わっているし少し心配になる。

 TOYOTA ARENA TOKYOはゆりかもめの青海駅とりんかい線の東京テレポート駅からすぐの好立地。パレットタウンの跡地である。世界都市博覧会が中止となり、その予定地を三井不動産や森ビルが賃貸して開発されたのがパレットタウン。中世欧州風のVenusFort、MEGA WEB、パレットタウン大観覧車、Zepp Tokyoなど多様な施設が集積しており、国内外から延べ4億人が訪れていたとされる。東京都と三井不動産や森ビルとの賃貸契約の終了を受けてパレットタウンは営業を修了した。その跡地を東京都は814億円で森ビルとトヨタ自動車に売却した。リーマンショックの影響などもあり再整備は遅れてきたがトヨタ自動車、森ビル、東和不動産(トヨタ系列)、東京都が協議してコンベンション施設を建設することで合意していた。これまで東京国際クルーズターミナルや有明ガーデンなどが開業しており東京都はお台場を副都心として開発に力を入れてきた。テレビ朝日もSGCホール有明やEXホール有明などを含む東京ドリームパークの開業を2026年春に予定している。コナミホールディングスが建設中の大型複合施設コナミクリエイティブフロント東京ベイも開業が迫っている。

 このように一気に再整備と開発が進むお台場エリアに登場したTOYOTA ARENA TOKYOだがまずは順調なスタートを切ったと言っても良いだろう。TOYOTA ARENA TOKYOを本拠地として活動するバスケットボールのB1リーグに所属するアルバルク東京の前身はトヨタ自動車バスケットボール部。アルバルク東京がTOYOTA ARENA TOKYOを本拠地するのは当然と言えるが、2026年シーズンからは前身は日立製作所バスケットボール部のサンロッカーズ渋谷もTOYOTA ARENA TOKYOを本拠地とすることが決まっている。この2チームによって年間60試合程度の利用が見込まれる。

 TOYOTA ARENA TOKYOで観戦しての感想は最新式の設備だけあって音響や照明が抜群に良い。センター頭上の箱型のビジョンも微妙に傾斜をつけてあり見やすい。オーバル形状による没入感も味わえる。椅子の感覚も広くクッションも厚め、メタボな拙者には実にありがたい。収容人数は11000人、この日の来場数は約7千人。3年連続の地区2位が続いておりファンの優勝への期待も大きいことから来場数が1万人を超える日はそう遠くないだろう。欲を言えばビールの売り子だけでなくハイボールの売り子もいたらありがたい。長―い階段の上がり降りを繰り返すことは酔っ払いには危険である。

0コメント

  • 1000 / 1000