医療従事者に危険手当を!(4/8/2020作)

下記の記述は2020年4月8日に作成したものです。


新型コロナウィルスの蔓延につきましては政官民あげての懸命の取り組みを行っているにも関わらず益々の脅威を拡大していることに危機感を強めております。

危険が伴う新型ウイルス感染症の医療現場の最前線で医療に従事している皆様には殊更に謝意を表したいと思います。

そんな中、4月2日の米ブルームバーグ誌で下記のような記事が掲載されておりましたのでご紹介します。

“トランプ米大統領は1日夜、政権が新型コロナウィルスのパンデミックと闘う医療従事者に危険手当を支給することを検討していると明らかにした。

トランプ氏はホワイトハウスでの記者会見で感染者の治療に当たる医師や看護師らの医療従事者について「戦士や兵士のようなものだ」と発言“

また、国内のあるジャーナリスト(犬山紙子氏のブログ)に寄せられた投稿も併せてご紹介させて頂きます。

コロナウイルス陽性患者の看護に携わっています。私たちは上司の命令で、危険を承知の上患者さんと接触、看護をしなければならない。なのになんの手当もありません。他院ですが、実際に医療従事者への感染も起きています。私たちは休めません。是非、医療従事者への保障をお願いしたいです。なんの手当も貰えず、コロナ濃厚接触者扱いをされることもあります。

看護師です。友人の保育園が、母親がコロナ患者と接触した場合、子どもを保育園では預かれないと言われたそうです。医療職は通常の業務に加えてコロナ対策に追われています。身を削って最前線で戦っています。保育園が預かれないなら、その代替え措置を早急に行ってほしいと思います。また、先日インスリン注射を毎日三回行わないといけない患者さんが、アルコール綿がどこにも売ってないと言っていました。病院にも最低限しかありません。なければ、消毒せずに注射するしかありません。糖尿病方は易感染状態です。治療に必要な人には、優先して物を届けてもらえるとよいと思います。

このような意見がある中で、政府は17日の閣議で、新型コロナウィルス感染症への対応に当たった自衛隊員が感染の可能性や精神的緊張度が高く、危険性や困難性が通常の災害派遣活動を超えると判断し、通常の災害派遣手当の日額1620円からコロナウィルスに感染した患者らに接触した隊員に4000円、感染の恐れがある区域で作業した隊員に3000円の特別手当を支給する防衛省職員給与法施行令の改正し2019年度予算に充当し18日から施行しました。

また、参考までにですが、環境庁が発注する福島県での除染特別地域における除染関連作業については特殊勤務手当が作業員に支給されることとなっています。帰還困難地域では1日に付き6600円、帰宅制限地区は3300円とされています。

言わずもがなですが、自衛隊の隊員と同様に医療従事者も感染の危険性がありますし高い緊張を強いられる状況で勤務に当たっております。

医療従事者の倫理観や使命感に頼るのみでなく、極度の災禍でもある現状においてコロナウィルスの感染者への最前線で治療に当たる方々に国家として何らかの報いを手当てすることも必要かつ重要なことだと思います。

併せて、新型コロナウィルス感染者と接触した医療従事者の子供が保育園等で受け入れを断られた場合の相談窓口の設置とその対応について早々に取り決めて措置するべきだと考えます。

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