コロナ後の観光業界に対して

(2020年6月5日に作成したものです)

新型コロナウイルスの影響でさまざまな業界が大きな経済的打撃を受けています。なかでも訪日外国人を対象にした事業においては国家間の移動が制限・禁止されるなどの措置がとられたことにより深刻な影響を受けているのが現状です。

訪日外国人の数における新型コロナウイルスの影響はより顕著で、2020年2月は485万人泊で、前年同月比-41.3%と4割も減少しました。さらに、3月は前年同月比-85.9%と前年に対して大きな落ち込みとなりました。

観光客が激減した影響は宿泊業に大きな打撃を与えておりWBFホテルは負債総額160億円にも上りコロナウイルス関連の影響での倒産では最大規模のものとなりました。多くの宿泊施設の閉鎖や倒産のほかタクシー会社や着物レンタルなど観光関連企業にも倒産するところが出てきております。

今回の新型コロナウイルスの影響を受け早期に倒産に至ってしまった企業に傾向として多く見られるのは顧客層に中国人訪日観光客の比率が高かった点です。新型コロナウイルスが中国で発生したこともあり早くからキャンセルが相次いだためにこうした事業者は経営を続けられなくなってしまいました。

そうした中で各企業は雇用調整助成金を利用しつつも徐々に状況を打開し市場環境の改善に取り組まないといけません。

→そこで、政府が自粛を要請していることによりイベント等が軒並み中止になっておりますが対策を講じることで開催を促すことはできないでしょうか。

→イベントの規模やスタイルごとに区分けした対策のガイドラインを作成し主催者にそれに添うように要請することで自粛要請を解除することはできないでしょうか。

修学旅行も旅行業界での大きな商品であり学校は大きな顧客でありますが今回のコロナウイルス禍でその多くが中止となっています。旅行会社や宿泊施設や旅客運送業者も事情が事情だけにキャンセル料を収受しづらい状況となっています。

→そこで修学旅行をコロナウイルス禍の影響で中止した学校に対してキャンセル料に対する公的な助成することを検討できないでしょうか。

近年政府はインバンドの誘致を行うことで観光立国を目指しその成果を遂げてきました。今回の新型コロナウイルス感染症の世界的な感染拡大は未曽有の禍とも言える。

→今後においてもこれまで同様に訪日観光客の拡大を主眼とした方針として観光の振興を行っていくことに変わりはないかお聞かせください。

観光業としては新型コロナウイルスと上手く付き合っていく方法を見つける必要があります。

→国家間の移動が制限されている現状であり、こういう時こそ密にならないように完成対策を十分に講じることを前提に国内観光の需要に喚起に取り組んではいかがでしょうか。

インバウンドの需要の回復には相当な時間が必要になると予想されますので観光業界の厳しい状況が懸念されます。

→政府の今後の観光振興の方針と現在における観光業に対する支援の方針がございましたらお聞かせください。

参考資料

3月実績

https://www.kankokeizai.com/%E3%80%90%E3%83%87%E3%83%BC%E3%82%BF%E3%80%91%E4%B8%BB%E8%A6%81%E6%97%85%E8%A1%8C11%E7%A4%BE%E6%9C%88%E5%88%A5%E5%96%B6%E6%A5%AD%E5%AE%9F%E7%B8%BE%E3%80%802020%E5%B9%B43%E6%9C%88%E5%88%86/

坂本雅彦ホームページ

坂本まさひこ  作家 国会議員秘書

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